輝く海の道




高松市の病院へ今月2度目の通院日は
船に乗り込んだとたんに旅心が湧いてきて
どこか知らない土地を目指して走り出したくなるような
青く綺麗な晴れ日だった。
いつもは、本当は嫌いなマスクをつけたまま
本を読んだり音楽を聴きながら船の時間を過ごす。
でもあの日は外へ出てみたくなった。
甲板へ上がると、海の道が見えた。








退院後ずっと順調だったお腹の調子が先月下旬から少々つまずき中。


ドクターとの会話の中にも、しばらく聞いていなかった単語や名前が
再び登場するようになったり

あともう一息でステロイド剤ともバイバイできるはずだったのに
処方箋リストに薬剤の名前がひとつ増えてしまった。



面倒な新治療薬を2週間頑張った結果、お腹の具合はほぼ回復したので
期待しながら病院へ向ったのだが検査の数値はまだ微妙な曇り空だった。









潰瘍性大腸炎は、戦ってやっつけるのではなくて
いい時期とそうでない時期を繰り返しつつ
いい時期をできるかぎりキープし続けることを目標に
末永く付き合っていくタイプの病気だから
こんなことで一々落ち込んだり揺れていてはいけない。
焦らず気長に構え、全てを受け入れる心が大切。

分かっているし、覚悟もできてるつもりだけど
それでも現実逃避したくなる日も時にある。





「明日は薬を休んでいいよ」

「今日は何も心配せず好きな物を食べたり飲んだりして大丈夫」

そんな言葉を誰かが聞かせてくれぬものかと願ってみたりする。




病気からの休日。


長く付き合っていくためには、
それも必要なのだなと気付き始めたこの頃。



















青く輝く海の道を渡って
いつもと違う景色を探しにいくのも
いいのかもしれない。








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