99歳の手



おばあちゃんの手。

入院した頃に比べて、手の肌がやわらかく白くなっている。


天命を立派に全うした99歳の手が、わたしに伝えてくれるもの。
たくさんありすぎて、言葉にならない。






99歳の手、60代の手、50代の手、30代の手。


(撮影者のわたしが提案した、やらせ写真ですが(笑)



こうやって見ると、自分の手はまだまだちっちゃいなぁ。



祖母の最期に寄り添う父と母と過ごす日々。

人は生まれてからある程度の大人になるまで親と一緒に過ごしてから
巣立っていくパターンが多いのかもしれないが
わたしはその反対に近いことをやっているおかげで
特に最近は色々なことを考えさせられ学ばせてもらっている。

子としての最後の使命をしっかりこなしている両親の様子を間近で観察し
日々感動させられ、自分はまだまだ2人の足元にも及ばないことを繰り返し実感している。
わたしは2人の子に生まれることができて本当によかったなと思う。

将来、同じ役割が自分に回ってきたときには
わたしは父や母と同じような落ち着きと穏やかな使命感を持って
行動できるだろうか。


父を育て、母が家族になりわたしたち兄弟が生まれ
今に至るまでをずっと見守ってくれた祖母に伝えるべき言葉は
握った手を通して伝えてきた。
おばあちゃんは耳がかなり遠く、今は眠っている時間が長いので。
大きな声を出すことが徹底的に苦手なわたしには丁度いいのです。









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