古いもの







古いものの温もりを感じる。

古いブーツと向き合っていると
ブーツが何かを訴えてきて
胸がじわじわと熱くなった。

それは、これらの古い靴を履いていた人たちが
私のとても大切な人たちであり、
これらの履物と彼らの日々が
私にとっても愛おしい思い出であるためなのか。

思い出を呼び起こしたこれらのブーツの写真を撮った。
再会に馳せた想いを一枚一枚に焼き付けながら。


しかし、こんなに古いものがまだ残っていたとは。
古いものや処分しそびれた物でいっぱいの納屋。
ついに親父が片付けに取りかかった。

父は先日夢を見たそうだ。
祖父と祖母(2人ともこの世の住人ではない)が、部屋で眠っていて
その部屋には異臭が充満していた。
「役目の終わったものや、死んだ人が使っていたもの。
あらゆる古いものが溜まりすぎて腐ってきている。
どうにかしなさい。」
そのように夢を解釈した父が、片付けに取りかかった。
親父、さすがだなと思った。
私はまだまだ自分のことだけで精一杯で、なかなか手伝えないのが申し訳ないけど。
でも父は私にこう言うだろうな。
「今の自分にできることだけをやればいい。何も無理をする必要はない。」







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