ざくろ



手が届くよりも50、60cmくらい高いところに
綺麗なザクロの実を見つけました。

背が高い人がちょっと手を伸ばして取ってくれないかなぁと思ったのだが
この国のこの島で、身長が2メートルオーバーの人を捕まえて
高いところにあるザクロの実を取ってもらえるチャンスは
たぶんあまり有力ではないかもしれないので
自分で脚立を出してきて、がんばって収穫した。

脚立を2段くらい上がると、一枚目の写真の実に手が届いた。
しかしひっぱってちぎれるのかと思っていたら、
そうはいかなかったので仕方なく剪定はさみを探してきて
もう一度脚立に登り、私は目出たくザクロの実を手に入れた。

すると、もっと上の方に良さそうな実がもうひとつあるのを発見してしまった。
何か人生みたいだぞ、、ザクロの収穫。

面白くなってきたので、私はこの取りにくそうな実を狙ってみることにした。

今度のは、この脚立では届くかどうか微妙な高さにあって
段があったり地面には変な植物が茂っていたり、
ちょっと面倒な場所に脚立を立てる必要があったのだが
せっかくなので色々な試行錯誤をしばらくがんばってみた。

ここまでしてこの実を手に入れる価値はあるのか?
この一個の実のために、ここまで面倒で危なっかしいことをして
私は本当にバカなのではないか?
脚立の上でひとり、冷ややかにつっこむ自分と
取ると決めたからには絶対自分で取ったるんやと言う自分と
2人の変な自分自身のやりとりを聞き流しながら
何とか、そのザクロの実を収穫することができた。

念願の実を手に入れた私は、這い出て来た何匹かの蟻を払い落とし
写真を取り、文章を書いている。

大喜びでその美しい色の実を食べるわけでもなく
実物はキッチンテーブルに放置して
二階の部屋で写真を見ながら、文章を書いているのだ。
我ながら、可笑しなバカだよなぁと笑いながら。。



あ、二粒くらい食べてみたよ。
とても甘くて美味しい。
うん、取ってよかった!



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